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ソフトブレーン 宋文洲氏メルマガにて、コラム連載(第二回)掲載(2011/01/14)



ソフトブレーン 宋文洲氏のメルマガにて、コラムの連載(第二回)が掲載されております。



北京ログラス山本達郎総経理の新連載コラム第2回

皆様、はじめまして。 北京ログラス広告有限公司の山本達郎と申します。最初に簡単に自己紹介をさせて頂きますと、2006年に北京にて会社を設立し、インターネット広告事業を行っています。主な業務は、ウェブサイト制作、SEO/SEM、中国EC(タオバオ) サポート業務等で、日本企業と中国企業にサービスを提供しております。

北京のとある会で講演をさせて頂いたのですが、翌月の会で宋さんがご講演されていて、その時に宋さんと初めてお会いしました。その次にお会いした時にメルマガのことを伺い、少々驚きましたが、せっかくの機会ですので、ぜひ皆様のお役に立てるようなことが書ければと思っております。全6回で、前半の3回で中国のEC及びインターネット市場のことについて、後半の3回で、起業や経営に関すること、日本と中国について思うこと等を書かせて頂ければと思い ます。

第2回 100万人のタオバオチルドレン
山本 達郎   


中国の江蘇省徐州市に、沙集鎮という小さな町がある。もともと、大きな産業 もない田舎町で、若者達も上海やその他の大都市に出稼ぎに行ってしまい、過 疎化も進むような町だったという。

ある時、そうして出稼ぎに行った3人の若者が、仕事が上手くいかなかったこ ともあり、この町に帰ってきた。特にやることもなかった彼らは、タオバオで 何か販売してみようと思い、1年ほど色々な商品の販売を試行錯誤した後に、 木製家具が売れるのではないかという考えに至る。

IKEAや韓国の家具のデザインを勉強し、オリジナルの家具を作って販売したと ころ、非常に売れ行きが良かった。そこで彼らは資金を募り、工場を作り、本 格的な家具販売に乗り出して行く。

この話はたちまち周りに広がり、その町に住む友人や知人が次々にタオバオに お店を出し、皆でこの家具を売るようになった。自分の店で注文が取れたら、 彼らの工場から発送をしてもらい、マージンを受け取るというモデルである。

こうして沙集鎮の町で急速にタオバオが広まって行き、1000世帯のうち、約500 世帯が出店するまでになった。町の商店の約8割が副業としてタオバオに出店 して、年間で1億円以上の売上を上げるようにもなり、出稼ぎに行った若者が 町に帰って来るようにもなった。つまり、タオバオを使って町起こしをしたの である。ちなみに現在では、同じ家具を売っているお店が多すぎて、価格競争 に陥りかけているというオチまでついている。

また河北省のケイ台市にある東高庄村という村は、もともと羊毛から作った毛 糸、マフラー、ストールなどの、ウール製品の産地であったが、ここでも同じ ようにタオバオ出店が広まり、400世帯のうちの300世帯、なんと4分の3以上が 出店をするまでになっている。

ほぼ「1家に1件、タオバオショップ」のようなイメージである。井戸端会議 での主婦同士の会話にも日常的にネット販売の話しが出ているのであろう。た った400世帯しかなく特にITの知識があったわけでもない小さな村が、年間で3 億円以上の売上を上げるようになった。

ここに挙げた以外にも、ネットショップによって、町起こし・村起こしに成功 している例は枚挙に暇がない。こうして、タオバオによって創出された雇用は、 現在までに100万人を超えている。

店長以外にも、店舗のデザインをする者、画像の加工をする者、マーケティン グをする者、物流を担う者など、職種も様々ある。中国の場合、平均月収が日 本に比べれば高くないため、月収2、3万円レベルでも生活していけるというの も、100万人という数字に繋がっている一つの要因ではあるのだろうが。

また、政府もこうした動きを支援し、一定以上のレベルを超えたタオバオショ ップを、「起業」と認め、社員を保険に加入できるようにしたり、融資を受け やすくしたりする等のサポートをしている。中国では都市部だけでも失業者が 900万人いるとされているが、その中の100万人の雇用を吸収しているのは決し て少なくない数字であろう。そして、2020年までに、アリババグループ(タオ バオの親会社)では、全世界で1億人の雇用を生み出し、10億人の消費者に便利 なサービスを提供することを目標としている。

日本でも、現在失業者の数が約300万人に達していると聞く。中国の地方にあ る農村でも、もともとITの知識などなかった人たちが頑張って、0からお店を 作り、地域を活性化させ、雇用を創出している。このことも何かのヒントに繋 がればとも思う。

本の執筆時にインタビューをさせてもらった、タオバオで成功している日系企 業・外資系企業、また、日本人・中国人の個人の話を伺って思ったことは、彼 らが共通して持っているものに、次の3つがあるということである。

1つ目は『意志』、「絶対にこうするのだ、こうなりたい」という方向性を持 った強い意志である。2つ目は『勇気』、「リスクはあるが、問題が起きたら、 このように解決すれば良い」とボトムラインを引いておき、リスクを取ってチ ャレンジする勇気。そして、3つ目は『努力』、方向性を定め、挑戦すると決 めたら、あとは、「何が何でも成功するまでやりぬく」という覚悟と熱意をも って、やり抜くことである。

タオバオというプラットフォーム、そして拡大する中国EC市場に、チャンスを見い出して生まれた100万人のタオバオチルドレン達に、これからも大いに学 びたいと思う。

P.S. 皆様明けましておめでとうございます。 2011年が、宋メールの読者の皆様にとりましても素晴らしいものになりますよ うに。新年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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