软脑软件 宋文洲先生 邮件杂志 连续专栏刊载(第6回/最終回)记载(2011/03/11)
软脑软件有限公司 宋文洲先生 邮件杂志 连续专栏刊载<br />
(第6回/最終回)记载
北京龙乐广告有限公司 山本達郎総経理的连续刊载专栏 最終回
今回が私が書かせて頂く連載の最後の回となりますが、最後は中国で経営をしていく中で、日本について思うこと、世界について考えること、未来に願うことを書きたいと思います。
高校までは私は別にリーダーになったり学級委員長になったりするタイプでもなかったが、大学でひょんなことからサッカーサークルのキャプテンをすることになった。また大学生時代に学習塾も立ち上げる等して、リーダー的な立場
になることが多くなった。経験もなかったため、どうすれば組織が良くなるか、多くの方から話を聞き、必死に考え、行動することで、多くのものを学ぶことが出来た。
それらを理解してサポートしてくれる人がいた一方で、残念ながら一部分しか見られない人もいた。自分の仕事しかせず、全体のことを考えられない、自分さえ良ければそれで良いという人もいた。そこで私は組織全体の目標・方向性
を設定し、全体を見て動くことの大切さを学んだように思う。
その後は、どこへ行っても、例え自分がリーダーにならない時でも、全体を見る視点を持ち、皆を良くしようと考えるようになった。中国の留学先でもクラ
スリーダーになったり、会社で働いた時も社長だったらどうだろうかと考えた。
個から全体、私から公へと視野を広げることを学んだ後、そうしてどんどん広げて考えてみると、自分だけが良いだけではなく、自社や組織だけが良いだけでもなく、他社・顧客はもちろん、業界や社会も含めて皆が良くならなければいけないのだと気づいた。そして、国が良くなるようにと思い、アジアが良くなるように、世界が良くなるように、果ては地球・人類・宇宙が良くなるようにしなくてはならないと思い至った。
今の世界の中で日本を見てみると、つい最近まではGDPが世界No.2の経済大国だったが、世界のリーダーの立場から、全体をどうリードし、どのようにしていくのかという視点での考え方はなかったように思う。No.2という地位に満足し、甘えていたようにも思えてくる。
世界についてのビジョンや方向性を持ち、それを元に欧米や他国と付き合ったり、アジアでの関係作りをしていくべきである。各論では賛否両論あるにせよ、アメリカは海外のことにも積極的に関わり、世界を良くしようとしているだろう。ビジョンを持つ上で大切なのは、今だけを考えるのではなく、将来どうしたら良いか、どうなったら良いかと考えることである。
例えば、アジアは将来どうなったら良いか?日本・中国・韓国がもっと良い関
係が築ければ、あんな良いことも起こる、こんな良いことも出来ると考え、皆で前向き・積極的・建設的なイメージを膨らませ、そのために、今どうするのか、昔の問題をどうするのかと考え、相互理解を深めて解決を図っていくべきだろう。
日本国内でも、日本をどうして行くのかというビジョンが見えず、軸が見えな
い。大局が捉えられず、末端の些細な問題が大騒動へと発展してしまったりす
る。また、小さい子が自殺をしてしまったり、若者が犯罪に走ってしまったり
というニュースもよく耳にする。若者が家にも国にも引きこもっているというのが、それが一つの原因なのではないかと思う。
小学校・中高・大学・会社と、ずっと同じなのではないか、いじめられたらいじめられっぱなしで、何も変わらないのではないかと思うと、絶望してしまうのではないだろうか。それで、人と違うこと、普通とは違うことをすれば、周りから後ろ指を差されるようでは、もうどうしようがない。
海外に来て見れば、日本の普通は全く普通ではないし(もちろん良さもたくさ
んあるが)、日本がむしろ特殊な位である。それでも皆やっていけている。もっと好きに色々挑戦しても良い、人と違っても良い、何も日本で頑張らなくても良いというように視野が広がれば、閉塞感が取れるかもしれない。
普通ではなくとも、好きなことをして頑張っている人が成功モデルを作り、若者の目標となれるようになって来れば、若者も夢や希望が持てるようになるのではないか。どんどん好きなことに挑戦し、そんな多様性が認められる、応援される社会になれば、長期的に見れば、それによって新しいビジネス・産業も生まれ、経済や国の発展にも繋がるだろう。
スカイプはインターネットを通じて国際電話を安くて便利なものにしたし、mixi
やTwitterは、私のように海外にいても日本の家族・友人と気軽に頻繁に連絡できるようにし、距離を縮めてくれた。インターネットを通じて、商品が日本中や世界中で売れたり、世界中で情報がやりとり出来るようになったりと、ネットによって世の中が便利になってきている。
そのように弊社もインターネットを使ったサービスを提供して、個人や企業の役に立つサービスを提供していきたいと思う。インターネットビジネスを突き詰めて追及し、サービスの提供を通じて、人々や企業の役に立ち、その先に世
界を良くしていきたいと思う。そして広い意味で、教育を良くし、人を良くしていきたい。国を地域を世界を良くしていきたい。
日本を元気に世界を元気に。やりたいことにどんどん挑戦出来る社会に。明るく開けた社会に。前向きでポジティブな社会に。子供の世代にも良い世界を残せるように。夢や希望を持てる社会に。オープンな関係で、上でもなく下でもなく、対等に公平に他国を見られ、お互いに貢献が出来る関係が築けるように。
日本も中国も韓国も、互いに認め合い、良い影響を与え合い、長期的な視点で、良いアジアを作っていけるように。広い視野と、世界でのリーダーシップを持った人材がどんどん出て、彼らが世界で活躍し、日本・アジア・世界を良くしていくように。そして、私達もその一翼を担えるよう、遥かなる高みを目指しながら、目の前の一歩一歩を踏みしめ、少しずつ前進・実践して行きたい。
最後に、このコラムを書く機会を与えて頂いた宋さん、ソフトブレーンの皆様、いつも支えて頂いている家族・友人・社員の皆様、そして、最後まで読んで頂いた読者の皆様に心よりお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
(过期杂志)
> 第一回 「急発展する中国EC市場とその背景」
> 第二回 「100万人のタオバオチルドレン」
> 第三回 「現場感と中国インターネット市場」
> 第四回 「中国での起業と120%の力を発揮する方法」
> 第五回 「中国でのビジネス展開で最も大切なこと」
> 第六回(最終回) 「視野とリーダーシップ」